未払い差額の合計
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給与未払い差額計算ツールの使い方
1
改定前の月給を入力する
これは、改定が適用される前に従業員が実際に支払われていた給与です。
2
改定後の月給を入力する
昇給、昇進、賃金委員会による改定などにより、以前の発効日から適用されるべきだった、より高い新しい給与です。
3
遡及対象の月数を入力する
改定の発効日から、実際に給与計算に反映された日までの月数を数えます。
4
結果を確認する
未払い差額の合計額と、月あたりの差額、計算対象となった月数が表示されます。
給与未払い差額とは?
給与未払い差額(salary arrears)とは、昇給の遅延、昇進の遅れ、賃金委員会による改定などの給与改定が、実際に給与計算で処理された日より前の日付に遡って適用される場合に、従業員に支払うべき未払い給与のことです。
- 改定の発効日は以前であっても、実際の支払いが後になることで、従業員がその期間中に実際に支払われた金額と、本来支払われるべきだった金額との間に差が生じます。この差額が未払い差額です。
- よくある原因としては、評価サイクル終了後に確定する昇給や昇進、発効日から数か月後に実施される賃金委員会の改定、後から判明した給与計算ミスの是正などが挙げられます。
- 未払い差額は、今後適用される改定後の給与とあわせて、またはその直後に、別途一括で支払われます。
給与未払い差額の計算式
改定前の給与、改定後の給与、そして改定が何か月遡って適用されるかが分かれば、計算は簡単です。
未払い差額の合計 =(改定後の月給 − 改定前の月給)× 遡及対象の月数
たとえば、月給が50,000ルピーから58,000ルピーに改定され、6か月分遡及する場合、(58,000ルピー − 50,000ルピー)× 6 = 48,000ルピーが未払い差額の合計となります。
給与未払い差額に対する課税の仕組み
この計算ツールは未払い差額の総額(税引き前)のみを算出し、税額計算は行いません。未払い差額には、処理前に知っておくべき税制上の特徴があります。
- 未払い差額は、実際に稼得した年ではなく「受け取った年」の所得として課税されます。そのため、過去の月数分であっても、今年支払われた一時金は今年の所得に加算されます。
- これにより、実際の稼得能力が変わっていなくても、支払い時期の都合だけで、その年に従業員がより高い税率区分に押し上げられる可能性があります。
- インド所得税法(Income Tax Act)の第89条第1項(Section 89(1))は、まさにこうした状況に対する税の軽減措置を定めています。未払い差額を本来稼得した各年に分散した場合の納税額と、受け取った年に一括計上した場合の納税額を比較し、その差額を還付する仕組みです。
- 第89条第1項(Section 89(1))の軽減措置を申請するには、従業員は2026年所得税規則(Income Tax Rules 2026)に基づくForm 39を提出します。これは従来のForm 10Eに代わるものです。
この計算ツールは総額の未払い賃金のみを表示します。第89条(1)に基づく実際の救済額については、税理士または給与担当チームにご相談ください。